メダカの寿命のサインってあるのかな?
寿命のサインはメダカを見ているとわかることがあるよ!
こんにちは。メダカビジネス発信中のティマです。
メダカの寿命と言っても1~3年と幅が広いので、見てわかるサインがあると分かりやすいなと思って調べてみました。
年をとった老メダカができるだけ長生きできるように老メダカに良い飼育環境についてもまとめました。
老メダカに合った環境でできるだけ長生きしてほしいですね。
▼メダカの寿命と種類の関係、長生きできる飼育環境についての記事はこちら▼
- メダカの寿命のサイン6つ
- 年をとったメダカに合った環境
- メダカの寿命を縮める原因
メダカの寿命のサイン6つ
飼育されているメダカの寿命は1~3年と言われていますが、寿命のサインが見ているとわかることがあります。
ここではメダカの寿命のサイン6つについてまとめました。
エサを食べなくなる
メダカはエサをあげればあげるだけ、お腹がパンパンになるまで食べます。
慣れてくると水槽に近づいただけでエサちょうだいと近づいてくるくらいです。
それが年を取って老メダカになってくるとエサの食いつきが悪くなってきます。
近くにエサがあるのに食べずに泳いで通り過ぎていきます。
これは年をとるとあまりエネルギーを使わないので、エサをたくさん食べる必要がなくなってきたということです。
また、消化器官が衰えて食欲がなくなってくるということも関係しています。
泳がなくなる
元気なメダカは常に泳ぎ回っているのですが、老メダカになってくると水槽の底や端でじっとしていることが多くなります。
筋肉が衰えて常に泳ぎ回ることが大変になってくるためです。
寿命の最後の方になると力がなくなって泳ぐというよりフラフラ漂っているように見えます。
ゆっくり痩せてくる
メダカを上から見ると頭よりお腹が少し膨らんでいるかなというくらいが健康的と言われているのですが、お腹の膨らみがなくスッとしてきます。
エサを食べなくなるということと関係してくるのですが、エサを食べないのでその分瘦せてくるということです。
産卵していたメスが産卵しなくなる
産卵にはとてもエネルギーを使うので、年をとってくるとエネルギーがなくなり産卵できなくなるということです。
これはメスだけではなくオスにも言えることで、繁殖を常にしていたオスよりも繫殖をしていないオスの方が長生きする傾向があるようです。
繁殖を考えていないのであればオスとメスを別々の水槽で飼えばいいように思われますが、メスのお腹に卵があるのに外へ出さないと「過抱卵」という病気になってしまうので注意てください。
どんどん卵が作られるのにオスがいないと卵が外へ出てくることができません。
卵を外へ出さないままにしておくと死んでしまうので、メスのお腹が異様に膨らんできた場合はオスと一緒の水槽へ入れて卵を出してあげてください。
ヒレにハリがなくなり、体の艶がなくなってくる
ヒレにハリがなくなってきたり、体の艶がなくなってきます。
色が鮮やかだったメダカがくすんだりぼんやりした色になってきます。
背骨が曲がってくる
毎日よく観察していないとわかるのが難しいですが、メダカの背骨が曲がってきます。
人間が年をとるのと同じだね
メダカの寿命でわかった老メダカにいい飼育環境とは?
年をとった老メダカとまだ若くて元気なメダカを同じ水槽に入れていると、老メダカが若いメダカについていけずにストレスを感じてしまします。
そこでオススメなのが老メダカだけの水槽を作ることです。
体力がないので水流はできるだけ弱くしてください。
スポンジフィルターを使うと水流が弱くなるので良いです。
もう投げ込み式フィルターがあるんだけど…という場合はエアーコックをつけるとエアーの量を調節できます。
これはエアチューブを付け足して、一人でも簡単にセッティングすることができました。
老メダカになるとエサを食べなくなるのでエサの量に気をつけてください。
エサのあげすぎは水質悪化の原因になります。
老メダカは若いメダカに比べて体力もないので、病気にかかりやすいのです。
メダカの寿命を縮める原因とは?
メダカの寿命を縮めてしまう原因もいくつかあります。
ここではその原因を詳しくみていきます。
エサの量
エサを食べる姿がかわいくてついついあげすぎてしますのですが、エサをあげすぎないことです。
一番最初、エサはどれくらいの量をあげればいいのか分からずたくさんあげてしまい、即沈殿してしまったことがありました。
この写真のように即沈殿するのはあきらかにあげすぎです。
目安は1~2分で食べきれる量を1日3回、または2~3分で食べきれる量を1日2回です。
エサのあげすぎは消化不良になったり、「腹水」という突然お腹がふくれてしまう病気の原因の一つと考えられているので注意してください。
産卵
メスでもオスでも産卵をし続けたメダカは寿命が短くなる傾向があります。
屋外飼育の場合は気温が下がってくると産卵がストップしますが、屋内飼育で冬でもヒーターを使っている場合は条件が揃うと1年中産卵できてしまいます。
しかしずっと産卵をさせないでいるとメスは「過抱卵」という病気になってしまうので気をつけてください。
水流
メダカは水流に対して逆流して泳ぐ性質があり、強すぎる水流だと体力を消耗しすぎてしまいます。
エアー(ぶくぶく)を使う場合はできるだけ弱くしてください。
このように水面が波打っているのはエアーが強すぎます。
すでに投げ込み式フィルターが入っている場合はエアーコックで調節できます。
過密飼育
メダカ1匹に対して水が1Lが飼育の目安になります。
メダカ5匹の場合は5Lの水が必要になるということです。
目安の水量より少なくてもメダカは飼えますが、すぐに水が汚れるなどトラブルが増えるので慣れないうちはできることなら目安の水量よりも多い水で飼育すると失敗しにくいです。
ホームセンターなどで売っている飼育セットSは10L入りなのでメダカ5匹くらいを飼育するにはちょうどいい大きさですよ。
水質・水温
メダカは強くて飼育しやすいですが、水質・水温の急激な変化には弱いので昨日まで元気だったのに急に元気がなくなったというこが起こります。
雨水が入った、水の中のバクテリア環境が急に変わったなどの水質や水温の急激な変化には気をつけてください。
また、新しくメダカを迎えた場合も、水合わせをして新しい水槽の水にメダカを慣らしてから水槽へ入れるようにします。
水合わせとはメダカが運ばれてきた時に入っている水と、新しく入れる水槽の水の水質を同じくらいに近づけることを言うよ。運ばれてきたときの水へ、新しい水槽の水を少しずつ時間をかけて入れてね。
まとめ
- 寿命のサインは6つある
- エサを食べなくなる
- 泳がなくなる
- ゆっくり瘦せる
- 産卵していたメスが産卵しなくなる
- ヒレにハリがなくなり、体の艶がなくなる
- 背骨が曲がってくる
- 年をとったメダカだけ別の水槽で飼育し、水流を弱くしてエサはあげすぎない
- メダカの寿命を縮める原因はエサのあげすぎ、産卵のしすぎ、強すぎる水流、過密飼育、水質・水温の急激な悪化がある
寿命のサインは6つあることがわかりました。
メダカの寿命を縮める原因を取りのぞいてあげることで少しでも長生きできるようにしたいですね。
年をとったメダカはゆっくり泳ぐので見ていると落ち着いた気持ちになりますよ。
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