水草を入れたいんだけど卵がつきやすい水草はどれだろう?
今回は3種類の水草をみてみよう
こんにちは。メダカビジネス発信中のティマです。
水槽に水草を入れようと思ったけれどうせ入れるならメダカが卵をつけやすい水草がいいな。
選ぼうとしても水草の種類がありすぎてどれがいいのかわからなくて悩んだことはありませんか?
メダカが卵をつけやすい水草にもそれぞれメリット・デメリットがあって水槽の環境によっても適している水草が変わってきます。
水槽に水草が入るだけでガラリと雰囲気が変わるので水槽の環境に合った水草を選んで入れてみてください。
この記事では水草を産卵床にするメリットとデメリット、3種類の水草を比べました。
- ホテイ草
- マツモ
- アナカリス
- 水草を産卵床にするメリットとデメリット
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メダカが産卵で卵をつける水草はホテイ草、マツモ、アナカリスのどれ?
メダカが産卵で卵をつけることで有名な水草は、ホテイ草、マツモ、アナカリスの3種類あります。
ここではそれぞれの特徴をまとめました。
ホテイ草
メダカが卵を産みつける物や場所を産卵床と言いますが、ホテイ草は産卵床としての水草No.1です。
黒っぽい色をしている根の部分に卵を付けるので卵が見つけやすく、水面に浮いているので持ち上げることも簡単です。
温度と太陽光があるとどんどん増えるのですが寒さに弱く、太陽光がないと枯れてしまいます。
室内で水草用ライトではないけれどライトがある水槽に入れていたのですが、枯れてしまいました。
夏でも室内の水槽に入れたのものは太陽光不足なのか増えず元気もありません。
しかし外の飼育容器へ新たに入れたらあっという間に増えていきました。
マツモ
強い水草で、メダカもよく卵をつけてくれます。
卵をつけてくれるのですが、葉が細く細かいので卵を見つけるのが大変です。
水槽から別の水槽へマツモだけいれておいたのですが、卵がついていたようでその卵が孵化してベビーメダカが誕生していました。
見つけにくいということは、産み付けた卵を大人のメダカや他の生き物が食べてしまうことも防いでくれるということなので採卵して卵を隔離しない場合には孵化する確率があがります。
孵化してからもベビーメダカはよくマツモの中や上にいます。
強い水草なので冬に水槽ライトがなく加温もしていない水槽に入れておいたのですが枯れませんでした。
育てるのが簡単で、水槽に浮かべているだけで気温が上がってくると成長して大きくなる水草です。
アナカリス
とても強い水草で簡単に育てることができるのですが、ホテイ草やマツモに比べるとメダカはあまり卵をうみつけてくれません。
メダカが産み付けた卵がとても見つけにくいです。
冬に水草用のライトではない水槽ライトに当てていただけなのですが、すぐに増えたので切って量を減らさないといけないくらいでした。
メダカの泳ぐスペースがないくらい繁殖していたのですが、カットしました。
こんなに切ってもすぐにメダカが泳ぐスペースがなくなるくらい増えてしまいます。
水草を産卵床にするメリットとデメリット
メダカが卵をつける産卵床には自然の水草と、人工産卵床とがあります。
ここでは水草を産卵床にする場合のメリットとデメリットをまとめました。
水草を産卵床にするメリット
- 柔らかいからメダカを傷つけない
- 観賞水槽にマッチする
- 入れる水草の種類によって水槽の雰囲気が変わる
- 水質をきれいにたもつ働きに期待できる
- 温度と太陽光があるとどんどん増える
柔らかいから傷つけない
人工産卵床を触ったことがある人は分かると思いますが、ポリエステルの不織布なのでゴワゴワしています。
人工産卵床だから傷つくというわけではありませんが、柔らかい方を好むメダカが多い印象です。
観賞水槽にマッチする
水草なのでメダカと一緒だとより一層映えます。
人工産卵床だとどうしても異質感がでてしまいます。
浮いている丸いピンクのものが人工産卵床ですが、自然の物ではないので異質感があります。
入れる水草の種類によって水槽の雰囲気が変わる
水草の色や形が色々なので雰囲気が全く異なります。
同じ水草でも量や大きさ、長さで印象もかなり変わります。
春で気温が低く水草の成長速度が遅かった時期の室内水槽の写真です。
同じ水槽で室内飼育のままなのですが、7月に入ったので気温がかなり高くなってきて水草の成長がどんどん進んでいるときの様子です。
水草が自然と増えてナチュラル感が増してすごくいい感じになりました。
水質をきれいにする働きに期待できる
メダカのフンやエサの食べ残しで発生するアンモニアははメダカにとって有害になるのですが、水草は栄養として吸収してくれるのです。
温度と太陽光があるとどんどん増える
屋外飼育で夏場、水草が外にあるとすごい勢いで増えていきます。
ホテイ草を1株いれておいたのにいつの間にかこんなに増えていました。
増えた分は切るなどして別の水槽へ入れて使うことができるので、最初に水草を1株又は少量買えば良いので経済的です。
水草を産卵床にするデメリット
- 枯れると水質変化の原因になる
- 人工産卵床に比べて卵を見つけるのが大変
- 寒かったり太陽光がなかったりすると育たない水草がある
枯れると水質変化の原因になる
水草は生きているので枯れてしまうことがあります。
枯れたり腐ったりした水草をそのままにしておくと水質が悪く変化してメダカの調子が悪くなってしまうので注意が必要です。
人工産卵床に比べて卵を見つけるのが大変
人工産卵床についた卵の色は目立つのですぐに見分けがつきますが、特にマツモやアナカリスについた卵は色が似ているし一つ一つの葉が細かすぎて見落としてしまうことが多いです。
そして人工産卵床は簡単に水から取り出すことができるのですが、水草は植えてあったり長かったりすると水から取り出すことが難しくなります。
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寒かったり太陽光がなかったりすると育たない水草がある
ホテイ草は残念ながら冬を越すことができずに枯れてしまったのですが、人工産卵床は1年中使うことができます。
まとめ
- ホテイ草はメダカがよく卵をつけて採卵もしやすいが、気温と太陽光が必要
- マツモはメダカが卵をつけてくれるが卵を見つけにくい。気温と太陽光がなくても枯れない
- アナカリスはメダカがあまり卵をつけないが、気温と太陽光がなくても枯れず強い
- 水草を産卵床にするメリット
- 柔らかいからメダカを傷つけない
- 観賞水槽にマッチする
- 入れる水草の種類によって水槽の雰囲気が変わる
- 水質をきれいにたもつ働きに期待できる
- 温度と太陽光があるとどんどん増える
- 水草を産卵床にするデメリット
- 枯れると水質変化の原因になる
- 人工産卵床に比べて卵を見つけるのが大変
- 寒かったり太陽光がなかったりすると育たない水草がある
水草を産卵床として使うにはメデメリットやデメリットがあります。
季節との相性もあるのでシーズンごとに水槽のレイアウトを変えてメダカのお気に入りの水草を見つけるのもいいかもしれません。
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